金庫のカギを開けて欲しいという依頼がよくあります。
多いのは暗証番号がわからなくなって開けられないという相談です。
暗証番号を知っていた人が亡くなったり、メモがなくなったりして金庫を開けられなくなってしまうのです。
先日も金庫を開けて欲しいという依頼がありました。
金庫の鍵を持っているのはお父さんだそうですが、現在海外に旅行に行っているということで開けることができないのだそうです。
金庫を調べてみるとピッキングで開けられないタイプのカギでした。
金庫を破壊して開けることになります。
そのことをお客さんに伝えると、お父さんに相談しないとわからないと言われました。
しかたがないので今回は引き上げてまた壊してもいいということになった時には連絡して下さいと告げて立ち去りました。
後日再び連絡がありました。
なんでも海外に出張に行っているお父さんにメールで連絡したところ、古い金庫だから壊してもいいというふうに言われたそうです。
金庫のカギの部分を破壊して無事に必要な書類を取り出すことができました。
お客さんは金庫を新しく買い替えされました。古い金庫は処分ということになりました。
今回のようなケースもありますがよくあるのが亡くなった人の金庫を開けて欲しいという依頼です。
なくなったお通夜の席で金庫を開け無くてはならないという時などもあって、そういう時は結構緊張します。